ジンジャーとは?
種類や効能・精油の活用方法を紹介
日本アロママイスタースクールが運営する「マッサージサロンBodysh」
日々の疲れを癒やしたい方、異国へ訪れたような空間で日常から解き放たれたひとときを過ごしたい方におすすめです。
ショウガとして日本でも食事の薬味や香り付け、肉や魚の臭み消しなどにも使用され家庭に広く知られています。世界各地でも食や生薬、薬等として生活に関わってきました。ジンジャーエールやカレーなど食べ物、飲み物としてすでに世界的に浸透しているショウガですが、今回は精油としてのジンジャーの優れた効能、働きを中心にご紹介していきます。
熱帯アジア地域で多く栽培されるショウガ科の多年植物であるショウガは根茎からは毎年茎が伸び、1mほどに成長します。葉は槍状で白い花を咲かせます。古くから各地でスパイスや薬草、生薬などとして使用され、日本での薬味や料理の香り付け、臭み消しなどとして活用されてきました。歴史的にも人々とショウガの結びつきは古く、紀元前から調理、医薬両方の目的で用いられてきました。1世紀頃、ギリシャの医師であるディオスコリデスはジンジャーの消化促進作用を推奨しています。漢方ではショウガの根を『生姜』と呼ばれ風邪などの際に使用されました。中国では長い船旅の際にはショウガを噛んで船酔いの症状を和らげたという記録も残っていると言われています。生薬としても歴史的に長く活用されてきました。現在では食料、サプリメント、ダイエット食品等にも使用されています。
ジンジャーは少し苦味のある柑橘系の爽やかな香りと強い、ほのかな甘味を持った香りが特徴です。スパイス党友の独特な香りがあり、甘み、辛味両方を感じられます。フレッシュさと重厚感のある癖のある香りですが、希釈濃度の調整や他の精油とのブレンドを行うことで使用しやすくなり、作用をより活用できます。
【ガランガル】はジンジャーの近縁種と言われています。インド東部を原産としたショウガ科の植物で草丈は2mほどにも成長します。日本語では『南姜ナンキョウ』と呼ばれます。アジア地域に多く生息し、ショウガと似た形の根から水蒸気蒸留法によって精油が抽出されます。ジンジャーに似ている香りで華やかな香りが特徴です。去痰、消化促進、抗感染症、抗菌、循環促進、鎮痙、免疫調整などの作用があります。※1.8シネオールを含むため皮膚刺激に注意が必要です。
【ウコン】は南アジア地域に多く生息するショウガ科の宿根草植物です。根から水蒸気蒸留法によって精油を抽出します。根の内部は濃いオレンジ色をしています。この色によってカレーパウダーの黄色にもなっていると言われます。強肝、抗炎症、抗菌、抗酸化、消化促進、鎮痛、皮膚の再生、保湿などの作用があります。※敏感肌の方の使用、高濃度での使用は皮膚刺激が起こる可能生があるため希釈濃度に注意する。
スパイシ-な香り成分であるビサボレンやカンフェレン、フェランドレンなどは体を温める作用があり、古くから食中毒の予防、風邪予防、風邪などの症状の緩和などに使用されてきました。筋肉や関節の痛みを緩和し、余分な水分を排出する手助けをしてくれるので浮腫みや冷えによって痛みが生じる関節痛、神経痛などの緩和にも役立ちます。
殺菌、去痰、神経強壮などを得意とするジンジャーは免疫力の強化にも働きかけてくれ、殺菌作用もあり菌やウイルス等による呼吸器系の不調にも作用してくれます。免疫力が高まることで感染症などへの抵抗力が強まり、風邪やインフルエンザなどの発症を予防し、症状の緩和に繋がります。去痰作用などもあり、呼吸器系の不快感を鎮め呼吸を楽にしてくれます。
健胃、循環促進、消化促進、神経強壮などの作用のあるジンジャーは食欲の低下や下痢、便秘など消化器系の不調にも作用してくれます。スパイシ-な香り成分であるビサボレンやカンフェレン、フェランドレンなどは神経系にも働きかけてくれ、ストレスを起因として消化不良、食欲不振等にも作用してくれます。
ピネン、リモネン、ビサボレンなどのモノテルペン類と、ボルネオール、リナロールなどのアルコール類の成分を多く含むジンジャーは爽快感だけでなくゆったりとしてリラックス感も与えてくれます。スパイスの香りは体を温めるイメージがありますが、この成分は心にも作用してくれます。心の不安や、何かを始める時の後押し、自信を失ったときなどに心の奥にある芯の強さを引き出してくれます。心のバランスを整える作用もあり安定をもたらしtくれます。
ジンジャーの成分であるモノテルペン類のピネン、リモネン、ビサボレンの作用はリラックス作用があり、副交感神経に働きかけてくれるので、副交感神経の優位なときに促進される消化器系の促進に繋がります。健胃や循環促進作用は胃腸の働きを助けてくれます。スパイシーな香りは食欲を誘い、食欲が出ない時などに役立ちます。
ジンジャーのスパイシーな爽やかさや温かみのある香りは心を温め、自信を呼び起こしてくれます。気持ちのエネルギーを失うと不安定になったり、疑心暗鬼なったり、他人と比べて劣等感に陥ることがあります。ジンジャーの香り成分は心に温かさや活力、エネルギーを与えてくれます。自信を持ちたい時、何かを始める時に背中を押してほしい時などにおすすめです。
循環促進やうっ滞除去、バランス調整などを得意とするジンジャ-は浮腫みの緩和にも有用です。循環をウナがうことで筋肉のコリや緊張がほぐれリンパや老廃物、不要な水分の排出が促進されます。体内の水分やリンパのバランス調整にも働きかけてくれので全身の浮腫みの緩和に繋がります。
循環促進や殺菌、鎮静などを得意としたジンジャーは免疫力のアップにも働きかけてくれます。循環が促進されることで、全身の筋肉の活動が促され、体温が上昇します。体温の上昇は基礎代謝のアップに繋がり、菌やウイルス、アレルギー物質などに対して侵入や症状の発症の抑制、症状の緩和などに作用します。
循環促進作用などは体を中から温めてくれるので、筋肉の血行を促し、コリや緊張を緩和します。体があたたまることによって神経の痛み、関節の痛みなども緩和され、リウマチや関節痛、神経痛などの軽減になります。冬場の手足の冷えにも作用してくれます。
循環促進や消化器系の不調に作用してくれるジンジャーは疲労回復にも役立ちます。漢方等にも使用され滋養強壮に良いとされてきました。循環が促進されることで血行が良くなり、心身のリラックス作用もあるので体だけでなく、心の疲労も回復してくれます。消化器系の不調が緩和されることで体内からエネルギーを呼び起こしてくれます。
【用意するもの】ジンジャー2滴、フランキンセンス4滴、ジュニパーベリー1滴、グレープフルーツ2滴 【使用方法】お湯を張った湯船に各精油を滴数垂らし入れていただきます。よく混ぜたら入浴いただきます。循環促進を得意としたブレンドなので、浮腫みや冷えの緩和におすすめのブレンドです。ジンジャーは皮膚刺激があるので使用濃度に注意してください。妊娠中や腎臓などに疾患のある方はジュニパーベリーを除いてブレンドしていただくことをオススメします。
【用意するもの】キャリアオイル30ml、ジンジャー2滴、ラベンダー4滴、ゼラニウム1滴、サイプレス2滴【作り方】キャリアオイルに各精油を滴数入れて混ぜ合わせたらブレンドオイルの完成です。 【使用方法】作成したブレンドオイルをお肌に塗布します。全身をゆっくりマッサージしていただきます。浮腫みをスッキリさせたい時や循環を促したい時におすすめのブレンドです。 ※ブレンドオイルは作成後、密封して高温多湿を避け、冷暗所で保管した上で1ヶ月程度で使い切ってください。
【用意するもの】アロマディフューザー、ジンジャー1滴、ベルガモット3滴、マンダリン2滴 【使用方法】アロマディフューザーに水と各精油を滴数入れて芳香します。食欲がわかない時におすすめのブレンドです。消化不良や食べすぎのときなどの芳香もおすすめです。 ※アロマディフューザー機器の使用方法に従って使用してください。
【用意するもの】キャリアオイル30ml、ジンジャー2滴、ベルガモット2滴、ラベンダー3滴、クラリセージ1滴【作り方】キャリアオイルに各精油を滴数入れて混ぜ合わせたらブレンドオイルの完成です。ストレスを原因とした消化器系の不調や痛みの緩和におすすめのブレンドです。 【使用方法】作成したブレンドオイルをお肌に塗布します。全身をゆっくりマッサージしていただきます。 ※ブレンドオイルは作成後、密封して高温多湿を避け、冷暗所で保管した上で1ヶ月程度で使い切ってください。
【用意するもの】キャリアオイル30ml、ジンジャー2滴、ユーカリ2滴、スイートマージョラム1滴、ラベンダー4滴【作り方】キャリアオイルに各精油を滴数入れて混ぜ合わせたらブレンドオイルの完成です。肩こりや腰痛の緩和におすすめのブレンドです 【使用方法】作成したブレンドオイルをお肌に塗布します。全身をゆっくりマッサージしていただきます。 ※ブレンドオイルは作成後、密封して高温多湿を避け、冷暗所で保管した上で1ヶ月程度で使い切ってください。
【用意するもの】スプレーボトル、無水エタノール10ml、精製水(無ければ水)30ml、ジンジャー2滴、レモン3滴ローズマリー2滴、ティートリー1滴 【作り方】無水エタノールをスプレーボトルに入れ、各精油を適数垂らし入れます。よく混ぜたらそこに精製水を入れ、さらに混ぜアロマスプレーをスプレーの完成です。呼吸器系、消化器系の不調の緩和におすすめです。 【使用方法】お部屋や車の中などの芳香として吹きかけていただきます。 ※水を使用しているので作成後、高温多湿を避け、冷暗所で保管した上で1週間程度で使い切ってください。使用前に良く振ってください。
皮膚刺激があります。敏感肌の方はお肌への使用は注意してください。
【原料植物名】ショウガ
【別名・和名】しょうが
【科名】ショウガ科
【学名】Zingiber officinale
【主な産地】インド、中国、日本、マレーシア、オーストラリア、ジャマイカなど
【主な抽出部位】根
【精油抽出法】水蒸気蒸留法
【成分の一例】セスキテルペン炭化水素類クルクメン、セスキテルペン類ジンギベレン、モノテルペン炭化水素類カンフェン、モノテルペン炭化水素類β-フェランドレン、モノテルペン類β-ビサボレン、アルデヒド類シトロネロール、アルコール類リナロール、モノテルペン類リモネン、モノテルペン類ピネン、アルコール類ボルネオール
【ノート】トップ・ミドルノート
本記事ではジンジャーについて学びました。興味のある精油についてひとつひとつ深く学んでいくのは楽しいですね♪「もっとアロマを学んでみたい!という」お気持ちがございましたら、是非日本アロママイスタースクールをご検討下さい。アロマテラピーは奥が深くて楽しいですよ。
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