ベルガモットとは?
種類や効能・精油の活用方法を紹介
日本アロママイスタースクールが運営する「マッサージサロンBodysh」
日々の疲れを癒やしたい方、異国へ訪れたような空間で日常から解き放たれたひとときを過ごしたい方におすすめです。
甘みと苦味を持ったみずみずしい柑橘系の香りのベルガモット。うっ滞除去や脂肪の分解、消化器系への働きかけが有名です。爽やかな香りはフレグランスとしても活用され、香水や芳香剤などとしても多く使用されています。お肌の引きしめなどもあり、用途によってさまざまな表情を見せてくれるベルガモットを紹介します。
【ベルガモット】の果肉は食用にはあまり向かないですが、その果汁は古くから薬用として重宝され、イタリアで民間療法として大変大きな役割を担っていたベルガモットは16世紀には消毒剤や解毒剤として紹介され、ナポリオンの時代には香水として人気になりました。17世紀にはイタリア人調香師ジョヴァンニ・マリア・ファリナはベルガモットを使ってオリジナルのオーデコロン『ケルンの水』に使用しました。この香りは彼によって「雨上がりにラッパスイセンとオレンジフラワーの香りを感じる故郷イタリアの春の朝を思わせる香り」と表現されています。【ベルガモット】はミカン科の常緑低木植物の皮を圧搾して使用し、主に香料として使用されるために栽培されています。名前の由来となっているイタリアの『ベルガモ市』で最初に栽培され、果皮を圧搾して出来た精油はコロンやアールグレイ(紅茶)の香り付けなどに使用されてきました。また、果皮でマーマレードも作られています。カリブ海で主に栽培せれています。
ベルガモットの香りはシトラス系のみずみずしく甘い香りの中にほんのり皮の苦味を感じます。明るく華やかな香りは、心を落ち着かせ、明るく前向きにしてくれます。紅茶のアールグレーの香り付けとしても浸透しており、甘みとすっきり感を思わせます、この香りには混乱の軽減、活気の増加、心の疲労低下などの研究結果も得られています。
東南アジア、メキシコやインドなどで栽培されるライムはフレッシュで明るく楽しい雰囲気を思わせる香りをもち、抗炎症、抗菌、鎮静、鎮痛、食欲強壮などベルガモットと似た作用があります。レモンと同じ用途で使用されることが多い精油です。ベルガモットとは同じ成分が多く含まれることとから近い柑橘類ではないかと考えられています。
ビターオレンジはネロリやプチグレンの原料となるビターオレンジはベルガモットととても近い柑橘系の植物で色も形もよく似ています。皮を乾燥させたものを生薬や香り付けなどに使用されベルガモットと似た用途で使用されています。エルガプテンはほとんど含有がなく光毒性(光感作)の心配はありません。抗不安、高揚、消化促進、神経強壮、鎮静、鎮痛、リンパ刺激などの作用があります。
ベルガモットの主成分となっている酢酸リナリルは鎮痛、鎮静、抗炎症などの作用があります。神経の緊張を緩和し、体の痛みや心の不安を軽減することで心地よい睡眠に導いてくれます。また、神経の高ぶりによって睡眠の浅く短いときにも抗不安などの作用から睡眠の質の向上につなげてくれます。
リモネンや酢酸リナリルの成分が多く抗菌、抗炎症、収れんなどの作用があるベルガモットはスキンケアにも力を発揮してくれます。お肌の炎症を抑え、痛みを和らげるだけでなく、感染症も予防してくれます。また、お肌の引き締めの作用もあるので、炎症などによって出来た傷を目立たなくしてくれる役割が期待されます。
抗感染症、抗ウイルス作用を持つので、単純ヘルペスウイルスが原因となる口唇ヘルペスや水疱瘡、帯状疱疹などの炎症を抑え、感染症の抑制や予防にも役立ちます。この感染症はウイルスの付着した皮膚や粘膜と接触することで感染が広がります。ウイルス自体は体内に存在しているものですが免疫力の低下などによって発することがあります。ストレスの緩和によっても発症の抑制に繋がります。
ベルガモットは『天然の抗うつ剤』と呼ばれるほどうつ症状に対しての作用が知られています。うつ症状は強い不安やストレスによって食欲不振や不眠、意欲低下などの症状が現れ、心身にもさまざまな症状が現れます。ベルガモットは抗うつ、高揚、鎮静などの作用を持ち、心を落ち着かせ、ネガティブな感情から開放する手助けをしてくれます。自発性や心の活力を呼びざましてくれ情緒の安定にもつなげてくれます。
胃腸の働きを刺激してくれ、消化促進を行いを得意とします。神経系の不調による食欲不振や消化不良などにも働きかけてくれます。促進だけでなく、調整を得意とするため、不安やストレス、イライラ、欲求不安など情緒の不安定による暴飲暴食にも作用してくれます。
過度なストレスや不安、イライラなどで欲求不満から食べることが止められなくなることがあります。また、このような症状は睡眠不足からも影響しており、睡眠不足によって自律神経やホルモンバランスが乱れ、過食に拍車がかかってしまいます。ベルガモットは神経系に働きかけ、調整を行ってくれます。ストレスやイライラ、不安など心的な原因にも作用してくれ、抑制に繋がります。
ストレスや不安が大きくなると、神経が過敏になったり心身の緊張がほぐれず不眠に陥ってしまいます。ベルカモットの酢酸リナリルやリナロールなどが多く、抗不安、ストレスの緩和などの作用があります、不安やストレスが和らぎ、心身のリラックスにつなげ、安眠に導いてくれます。
消化器系の不調に働きかけてくれるベルガモットは便秘にも作用してくれます。便秘は食事の偏り、水分不足等によっても起こり、ストレスが原因になることもありあります。ベルガモットの成分には胃腸の働きを促してくれる働きがあり、消化不良にも作用してくれます。胃腸の動きが刺激されることで便秘の緩和にも繋がります。
うっ滞除去や収れんの作用のあるピネンやリモネンを多く含むことからシワやシミ、お肌の引き締めにも役立ちます。利尿作用もあり、浮腫みの改善をはかり、緩んだ筋膜を引き締めてくれるので手足の引き締めにもおすすめです。
【用意するもの】フランキンセンス5滴、ペパーミント2滴、ベルガモット3滴【使用方法】お湯を張った湯船に各精油を垂らし混ぜます。ゆっくり入浴します。沈んだ気持ちを明るくし、頭の中をクリアにしてくてます。呼吸も楽になるのでストレスや不安の緩和にも繋がります。抗うつに定評のあるベルガモットは気分転換にもおすすめです。
【用意するもの】お湯を張ったバケツ又は足浴器、ベルガモット3滴、ジュニパー2滴、サンダルウッド2滴【使用方法】お湯を張ったバケツ又は足浴器に各精油を垂らし入れ混ぜます。ゆっくり足浴を行います。うっ滞除去や収れんを得意とするブレンドなので浮腫みのケアにおすすめです。足浴は高齢の方や夏場、体調が優れない方へも負担が少なく行えます。蒸気で香りが広がり爽やかな香りに包まれます。
【用意するもの】アロマライト、ベルガモット3滴、ラベンダー4滴、イランイラン2滴【使用方法】アロマライトの受け皿に各精油を滴数垂らして芳香します。睡眠前に寝室で芳香していただくと香りが広がり、睡眠中も香りにつつまれるので睡眠の質の向上におすすめです。
【用意するもの】キャリアオイル30ml、ベルガモット2滴、フランキンセンス5滴、ジャーマンカモミール2滴【作り方】キャリアオイルに各精油を垂らし入れ混ぜてブレンドオイルを作ります【使用方法】お肌の気になるところに塗布することで保湿、引き締めなどになりシミ、シワ、たるみの改善、予防に繋がります。※ベルガモットは光毒性があるため、お肌に塗布後は2時間ほど紫外線を避けてください。※ブレンドオイルは作成後、高温多湿を避け、冷暗所で保管した上で1ヶ月程度で使い切ってください。
【用意するもの】キャリアオイル40ml、ベルガモット3滴、グレープフルーツ2滴、ジュニパー3滴【作り方】キャリアオイルに各精油を滴数垂らし、混ぜてブレンドオイルを作成します【使用方法】体、特に足や二の腕などのマッサージに活用していただくと燃焼、脂肪の分解、老廃物の排出にもつながるのでおすすめです。※ブレンドオイルは作成後、高温多湿を避け、冷暗所で保管した上で1ヶ月程度で使い切ってください。光毒性(光感作)があるので、使用後数時間は直射日光を避けてください。
【用意するもの】アロマディフューザー、ベルガモット2滴、ジャスミン2滴、スイートオレンジ4滴【使用方法】アロマディフューザーに水と各精油を滴数入れて芳香します。このブレンドは人間関係に疲れた時や孤独を感じた時に気持ちを前向きにしてくれるのにおすすめのブレンドです。香りのリラックス作用で安眠にも繋がります。
光毒性(光感作)※光毒性(光感作)のないベルガプテンフリーの精油もあります。お肌への使用後、数時間は直射日光を避けてください。
【原料植物名】ベルガモット
【別名・和名】ベルガモットオレンジ
【科名】ミカン科
【学名】Citrus beramia
【主な産地】イタリア 、南アジア、南フランス
【主な抽出部位】果皮
【精油抽出法】圧搾法
【成分の一例】モノテルペン類リモネン、エステル類酢酸リナリル、アルコール類リナロール、フロクマリン類ベルガプテン、ベルガモテン 、モノテルペン類β-ピネン
【ノート】トップノート
本記事ではベルガモットについて学びました。興味のある精油についてひとつひとつ深く学んでいくのは楽しいですね♪「もっとアロマを学んでみたい!という」お気持ちがございましたら、是非日本アロママイスタースクールをご検討下さい。アロマテラピーは奥が深くて楽しいですよ。
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